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桐野夏生『ローズガーデン』

桐野夏生、ミロシリーズの短編集。
とにかくリーダブル。しかし物足りない…。やっぱり長編の方が好きだな。「小説は長ければ長いほどよい」という持論を裏付ける結果に。短編は完成度が高いぶん余計な何か(おそらくはズレや過剰など)が削ぎ落とされる。完結した小宇宙である詩に近づくからか。僕が小説に求めるのは無駄だらけの大宇宙なのだ。そういえばあの『白鯨』などは見事に無駄だらけだ。好きだ。長いと読むのに骨が折れるけど。
話が脱線したが『ローズガーデン』について。中では『独りにしないで』が一番面白かった。桐野夏生の小説には在日朝鮮人や出稼ぎの中国人、ブラジル人など移民が必ず出てくるのだかこれもそう。小説が孤独を描くのに適したジャンルだからか。
あと読むなら『ダーク』の前にした方がよいです。格好いいトモさんが出てくると悲しくなから。

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