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クリント・イーストウッド『ガントレット』

アクション映画を見たくなりクリント・イーストウッド監督・主演『ガントレット』を借りてきた。
家、パトカー、バス、とにかく何でも穴だらけにしないと気が済まない異様な映画だ。何かが過度に痛めつけられることにこだわるイーストウッドらしい演出。そもそも『ガントレット』というタイトルは両側に並んだ武装した人々の間を打ち据えられながら通り抜ける刑罰に由来しているらしい。見事通り抜けた人間は罪を赦される。この逸話を踏まえるとラストは更に胸を打つ。
面白いのがイーストウッド演ずる主人公の刑事は作品中とにかくひっきりなしに銃撃されるにもかかわらず、自身は威嚇することはあっても決して人に向かって発砲しない点だ。ただ証人を護送することに徹する。感動的なまでにストイックだ。
主人公とヒロインの関係性の変化を丁寧に描くなどドラマの部分も充実している。
77年に製作された映画で、僕の大好きな同監督の比較的最近の作品『目撃』や『ブラッド・ワーク』にみなぎる堪らないスタイリッシュさはまだ感じられなかったが(イーストウッドの顔がまだ若くてシワが少ないのも一因かもしれない)、また異なる無骨で地道な魅力がそこにはあった。
JUGEMテーマ:映画


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