スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

硝子戸の中(後編)

昨日書いた漱石は笑えるという話を人にしたところ芳しい返事が返ってこなかった。おかしいなあ。
さて気を取り直して『硝子戸の中』について。やっぱり巧いし面白いです、漱石は。あの大作家であり大天才が意外とくだらないことであたふたしたり悩んだりするのが滑稽で笑えます。もちろんそういう風に書いているのだけど、それが舌を巻くほどほど巧い! 猫ならぬ犬にギリシャ神話の英雄の名前をつけたりするお茶目なところもあったり。あとやたらと人が死にます。悲しい感傷的な内容も多いです。でもそれがやっぱり笑えるんですね。なぜ笑えるのか? おそらくそれは技術もあるんでしょうが漱石の孤独感と関係しているような気がします。特に晩年の。本当に孤独だからこそ醸し出せるユーモアみたいなものがあるんじゃないですかね。
妙に飛躍したことを書き始めたのでここいらで筆を置きます。最後に、『硝子戸の中』は比較的平易な文章で書いてあるので初心者にもお勧めですよ。あ、でも漱石の小説をある程度読んでからの方がより楽しめるかも。
どっちやねん。

スポンサーサイト

コメント