A級Missinglink第24回公演『罪だったり罰だったり』
【作・演出】
土橋淳志
【出演者】
松原 一純
松嵜 佑一
細見 聡秀
林田 あゆみ
伊藤 結
はたもと ようこ(桃園会)
石塚 博章(空の驛舎)
野村 由貴
【日時】 2017年10月6日(金)〜9日(月・祝)
6日(金)19:30
7日(土)14:00/19:00
8日(日)11:00/15:00
9日(月・祝)15:00
【会場】 AI・HAll 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4番1号
【チケット】 一般:前売3,000円/当日3,300円 学生:前売1,500円/当日1,800円 (要学生証) ペアチケット:5,000円(前売のみ)
【ご予約】http://ticket.corich.jp/
信仰が失われ、正義が失われた時代、激動の19世紀ロシア。その首都ペテルブルクで金貸しの老婆を殺害した若者、ラスコーリニコフに一線を踏み越えさせたのはつまり「誰が生きる意味を与えてくれるのか?」という問題だったのではないでしょうか?そして、同じ問いに21世紀を生きる私たちも直面している思うのです。
『罪だったり罰だったり』
『Who are you? Why are you here?』
『世の中は間違いに満ちていて、いつだって僕はそれを黙って見過ごす』
ドストエフスキー『罪と罰』を基にした、短編三本立て!オムニバス公演を上演いたします!
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公演のご案内です。
脚本で関わらせてもらってます。
↓
DIVEプロデュース公演『メイド・イン・ジャパン』
【脚本】土橋淳志(A級MissingLink)
【演出】笠井友仁(エイチエムピー・シアターカンパニー)
彼女の「おかえりなさいませ☆」は魔法の言葉でした。
大阪日本橋の路地裏、メイドカフェ『ゆーとぴあ』で起きた事件。
“完全無欠”と呼ばれたメイドの秘密とは?
出演
川上珠来(オイスターズ/愛知県)
西藤将人(劇団ハタチ族/島根県)
佐々木誠(匿名劇壇/大阪府)
清水友陽(劇団清水企画/北海道)
下川友梨(劇団ひまわり/大阪府)
高安美帆(エイチエムピー・シアターカンパニー/大阪府)
野々下孝(仙台シアターラボ/宮城県)
ムーベ(ワタナベエンターテインメント九州事業本部/福岡県)
★ダブルキャスト
白バージョン=しゃくなげ謙治郎(爆劇戦線和田謙二/京都府)・土肥希理子(京都府)
黒バージョン=野村由貴(大阪府)・真嶋秀典(劇団ひまわり/大阪府)
日時
2017年2月2日(木)〜6日(月) *全8ステージ
2日(木)19:30 白
3日(金)15:30 白/19:30 黒
4日(土)15:30 黒/19:30 白
5日(日)11:30 白/15:30 黒
6日(月)15:30 黒
*受付開始は40分前、開場は開演の30分前。
会場
ウイングフィールド 〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋2-1-27周防町ウイングス6F TEL=06-6211-8427 URL=http://www.wing-f.co.jp/ ※会場には靴を脱いでお入り頂きます。脱いだ靴を入れる袋を入口にてお渡しします。
料金
一般=前売:3,000円/当日:3,500円/ペアチケット:5,500円(前売のみ)
学生=前売:1,500円/当日:2,000円(要学生証)
ようおこし割=500円(前売・当日共/近畿2府4県以外に在住・通勤・通学の方、要証明。)
*日時指定、全席自由
チケット取扱い ●WEB予約http://ticket.corich.jp/
A級MissingLink第23回公演
『或いは魂の止まり木』
作:土橋淳志/演出:竹内銃一郎
【出演】
松原一純 細見聡秀 松嵜佑一 林田あゆみ 伊藤結 保 筒井加寿子(ルドルフ) 武田操美(劇団鉛乃文檎) 川末敦(スクエア)
【日時】
2016年7月15日(金)〜18日(月祝) *全6ステージ
15日(金)19:30
16日(土)14:00☆/19:00
17日(日)11:00☆/15:00
18日(月祝)15:00
*開場は開演の30分前、受付開始は40分前 *未就学児童の入場はご遠慮いただいております。 *☆の回は、終演後にアフタートークがございます。
16日(土)14:00の回 水沼健(演出家・劇作家・俳優 壁ノ花団/MONO)
17日(日)11:00の回 小暮宣雄(京都橘大学 現代ビジネス学部都市環境デザイン学科)
【会場】
AI・HALL 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4-1 TEL=072-782-2000 URL=http://www.aihall.com
【料金】
一般=前売3,000円/当日3,300円 ペアチケット=5,000円(前売・予約のみ) シニア料金=前売2,700円/当日3,000円(60歳以上、要証明書) 学生=前売1,500円/当日1,800円(要学生証)
*日時指定、全席自由
チケット予約URL http://ticket.corich.jp/apply/73179/005/
]]>両軸受けリールでキャスティングを試みた際に、サミングを怠ると、スプールが過剰に回転してしまいラインがこんがらがってしまう悲しい現象。
何故悲しいかというと絡まったラインを解くのにとても時間がかかるから…。
ルアーフィッシングをしたことがある人なら誰もが一度は経験すると思う。
ちなみにbacklashの意味を辞書で調べてみると「反動・逆戻り」とある。
反動や逆戻りがあるということはその前に「大きな流れ」があるわけで、
その大きな流れについて考えることが、最終的にはラインがこんがらがることを防ぐことになるのではないかと。
完全に防ぐことはできなくても頻度を減らすことができるのではないかと。
何故、こんなことを書いたのかというと現代劇として家族劇を近々上演する者として、
改正案の24条がとても興味深い夜だからです。
気になる人は調べてみてください。
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戯曲についてというよりは、劇作家としての態度について。
僕は戯曲を書き上げ現場に託したら、後はもう、好きにしてくださいという立場でいたい劇作家です。
当たり前のことを書いているように思われるかもしれませんが、時々、そうではない劇作家さんの話を聞いたりするので念のため。
ちなみに何故、僕がこういう立場をとるようになったかといえば、おそらく学生の頃に読んだバルトの影響です。
参考までに引用しておきますね。
われわれは今や知っているが、テクストとは、一列になった語から成り立ち、唯一のいわば神学的な意味(つまり、「作者=神」の≪メッセージ≫ということになろう)を出現させるものではない。テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。
ロラン・バルト『作者の死』
ふー、相変わらずカッコイイ。
そして前回も書きましたが、昔からほんと手の内変わってません。
若い時に読んだ本の影響力ってすごいですね。
というわけで今回も戯曲をどう上演するかは俳優さんたちと演出の竹内さんにお任せなわけです。
いよいよ本番まであと10日、チケットのご予約はこちらから。
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≪第21回OMS戯曲賞大賞受賞作品≫ A級MissingLink第23回公演 『或いは魂の止まり木』
作:土橋淳志/演出:竹内銃一郎
【出演】 松原一純 細見聡秀 松嵜佑一 林田あゆみ 伊藤結 保 筒井加寿子(ルドルフ) 武田操美(劇団鉛乃文檎) 川末敦(スクエア)
【日時】 2016年7月15日(金)〜18日(月祝) *全6ステージ 15日(金)19:30 16日(土)14:00☆/19:00 17日(日)11:00☆/15:00 18日(月祝)15:00
*開場は開演の30分前、受付開始は40分前 *未就学児童の入場はご遠慮いただいております。
*☆の回は、終演後にアフタートークがございます。 16日(土)14:00の回 水沼健(演出家・劇作家・俳優 壁ノ花団/MONO) 17日(日)11:00の回 小暮宣雄(京都橘大学 現代ビジネス学部都市環境デザイン学科)
【会場】 AI・HALL 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4-1 TEL=072-782-2000 URL=http://www.aihall.com
【料金】 一般=前売3,000円/当日3,300円 ペアチケット=5,000円(前売・予約のみ) シニア料金=前売2,700円/当日3,000円(60歳以上、要証明書) 学生=前売1,500円/当日1,800円(要学生証) *日時指定、全席自由
チケット予約URL http://ticket.corich.jp/apply/73179/005/
]]>早く竹内さんの演出について書きたいのですが、
ものには順序というものがあますので。
さて、ただ今公開中の今回の公演の宣伝動画?、
この中で竹内さんが言及されている学生時代に僕が書いたというレポート、
古い話なのでほとんど記憶にないのですが、
そういえば、鈴木清順の『東京流れ者』についてテマティスムを用いて書いたなあ、というのを思い出しました。
テマティスムとはそうですね、
とりあえず、反復される細部を切り口に作品について考えるテクニック、とでもしておきましょうか。
例えば夏目漱石といえば「横たわること」、『ひぐらしの鳴く頃に』なら「幼女が森の中を走り転ぶこと」などが切り口になったりします。
そして、竹内さんがブログでご指摘のとおり『或いは魂の止まり木』という戯曲は「反復とズレ」によって成り立っています。
むしろ、この戯曲には「反復とズレ」しかないといっても過言ではありません。
何が言いたいかというと、
僕の手の内は学生の頃から大して変わってねーなということです。
写真は先日、近畿大学の演劇部覇王樹座に公演の情宣に行った時のものです。
僕はここのOBなんですが、近大に行ってなかったら竹内さんと出会うこともなかったわけで、改めて母校には感謝したいですね。
≪第21回OMS戯曲賞大賞受賞作品≫ A級MissingLink第23回公演
『或いは魂の止まり木』 作:土橋淳志/演出:竹内銃一郎
【出演】 松原一純 細見聡秀 松嵜佑一 林田あゆみ 伊藤結 保 筒井加寿子(ルドルフ) 武田操美(劇団鉛乃文檎) 川末敦(スクエア)
【日時】 2016年7月15日(金)〜18日(月祝) *全6ステージ 15日(金)19:30 16日(土)14:00☆/19:00 17日(日)11:00☆/15:00 18日(月祝)15:00 *開場は開演の30分前、受付開始は40分前 *未就学児童の入場はご遠慮いただいております。 *☆の回は、終演後にアフタートークがございます。 16日(土)14:00の回 水沼健(演出家・劇作家・俳優 壁ノ花団/MONO) 17日(日)11:00の回 小暮宣雄(京都橘大学 現代ビジネス学部都市環境デザイン学科)
【会場】 AI・HALL 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4-1 TEL=072-782-2000 URL=http://www.aihall.com
【料金】 一般=前売3,000円/当日3,300円 ペアチケット=5,000円(前売・予約のみ) シニア料金=前売2,700円/当日3,000円(60歳以上、要証明書) 学生=前売1,500円/当日1,800円(要学生証) *日時指定、全席自由
チケット予約URL http://ticket.corich.jp/apply/73179/005/
]]>前回ここに「当初の目論見とは少し違ったところにたどり着いた」と書きました。
実は僕にとってそれはまあまあよくあることで、プロットは出来る限り綿密に作るし、作りたいのですが、書き進めているうちにそれを裏切りたい。むしろプロット通りに書けている時などは「調子が悪いのではないか?」と思うタイプなのです。
とはいっても、どうしても裏切れないプロット上のポイントもあります。
非常に難産だった作品で、四の五の言ってる場合じゃないというところまで追い込まれた『或いは魂の止まり木』においても、それがありまして、
?物語形式としての父親探しの導入とその顛末。
?母親を母性という神話から解放すること。
?ブラザーフッドについてクールに検証すること。
?帰る場所が無くなっても人は生きていけるのか。
の4つでした。
?は殺し尽くされたと思いきや忘れたころに再帰する父親的なものについて、?は父親が殺し尽くされ後に残される母性のデストピアについて、?は父親的なものと母親的なものが消失した後に希望を託されがちな兄弟的な絆について、?は加速する社会の流動化に人はどれだけ耐えられるのか?
といったところでしょうか。
まがりなりにも現代劇として家族劇を書くならなら、とりあえずこのあたりは押さえておきたいと思った次第です。
ただ、ここだけの話、そんな僕の思惑を軽々と越えるお芝居が今、稽古場で展開されておりまして、もう少しここに書き足したいところなのですが後出しが過ぎるので我慢します。
書いた時には気付かなかった点と線が繋がってゆく。
劇作家冥利に尽きるとはこのことですね。
]]>今回、上演される『或いは魂の止まり木』という戯曲を書こうと思ったきっかけは端的にいって、東日本大震災です。
初演は2013年3月なのですが、
今、家族劇を書いたらどんなものになるのか?
それを検証したかったのです。
あのような大きな出来事の後には必ず、以前と以後を線引きしたがる言説がどこからともなく出てきます。
例えば「戦後が終わった」や「今まで通用してきたことも、これからは通用しない」など。
もしくは、今までだましだまし運用してきた制度の欠陥が露呈した、ともいえるかもしれません。日本のエネルギー政策などがまさにそうですね。
もちろん「線引きすること」それ自身への是非はあるでしょう。確かに安易な線引きは慎むべきです。しかし、50年後の日本人が2010年代を振り返るとき、やはり多くの人が「震災のあった10年」と捉えるのではないでしょうか。などなど。
ちょっと話が脇道にそれましたが、要するに僕も御多分に漏れず、そういったことを考えていたわけです。
ただ、いきなり大げさな話から入ったのに恐縮なのですが、いざ書き始めてみると、これがなかなか思うように筆が進まず、最終的には当初の目論見とは少し違うところに行き着いてしまった。
個人的にはそんな感想を持っている戯曲です。
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きっかけは今回上演される戯曲『或いは魂の止まり木』が第21回OMS戯曲賞で大賞を受賞したことでした。
詳しくはこちらをご覧になって頂くとして、https://www.ogbc.co.jp/oms/index.html
このOMS戯曲賞、大賞を頂くと再演の際に主催の大阪ガスさんから助成金を頂けるという、ありがたーい戯曲賞なのです。
やらしい話ですが「これは再演しない手はない」とすぐに劇団で話がまとまりました。
だた、この戯曲、3年前に僕の演出で上演しているので、普通に再演するのでは企画として面白みに欠ける。
それならいっそのこと、ダメもとで竹内銃一郎さんに演出をお願いしてみようということになったのです。
竹内さんには、2012年に『悲惨な戦争』、2014年には新作書き下ろしの『Moon guitar』と二度、劇団に戯曲を提供して頂き大変お世話になっていたのですが、その際だけでなく僕が作・演出をした劇団の公演を見に来てくださった時も観劇後に非常に示唆に富んだアドバイスをしてくださってました。
もしも、竹内さんがA級MissingLinkで演出をしたらどんな作品が生まれるのだろう?
それは非現実的であるがゆえに、僕にとって長年の興味深い思索の対象だったのです。
劇作・演出と俳優、立場は違えど同じような思いや興味を劇団員も抱いていたのではないかと思います。
というわけで、ほんとにダメもとで竹内さんに連絡してみたところ、
「いいよ、やりますよ」とのこと。
こうしてこの企画はスタートしたのでした。
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