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くびすじの赤いなんちゃら

先日、酔った勢いで昔の演劇のビデオ(学生時代にやったやつ)を見た。
懐かしい人や今も一緒に芝居をしている人たちがいた。
K原さんが細見さんと抱き合う姿にドキドキした。
S安はかつぜつが悪くて可愛かった。
S子ちゃんがもやし炒めをつくる動きは鮮やかで完璧だった。
僕自身、今はこんな台詞は書けないし、こんな演出はできない。ほんと怖いもの知らずだったと思う。もちろんつたない部分だらけなのだけれど、何かを信じてそれを創りあげようとする強い意志を感じた。進歩や成長なんてのは社会や国家や資本主義に都合のいいだけの方便だな。

クリント・イーストウッド『父親たちの星条旗』

うーむ、なるほど。イーストウッドが戦争映画を撮るとこうなるのか。以前に『ハートブレイクリッジ』を撮っているけど。これはまた全然違う作品に仕上がっている。いやそもそもこれまでのイーストウッド作品とは一線をかくした作品だなこれは。
もちろん面白い。イーストウッドが撮ったのだから面白くないわけがない。光と影を強調した画の作り方なんか巧すぎて格好よすぎてもはや嫌味だ。夜の甲板とか野戦のシーンとか。
でも何か物足りなさが残るのは何故か? それはやはりイーストウッド本人が出演していないからではないか。あのしかめっ面。もはや人間の顔を超えた顔としかいいようがないあのしかめっ面の不在が残念でならない。僕はあの顔だけでご飯を三杯食べられる。そういえば『ミスティクリバー』を見たときも同じような物足りなさを感じた。ショーンペンは素晴らしい俳優だがやはり彼でも役不足なのだ。
特に今作品は俳優が皆あまり有名でない人たちで、パンフレットには僕の敬愛するハスミ氏が無名性に賭けた演出といった快活な批評を寄せてらしたが果たして。確かにそういう意味では今までと確実に一線をかくしている。あと阿部和重がどうみたかも気になるところだ。今回は何処に何に変化してイーストウッドが出演していたとこじつけるのか。楽しみだ。

とにかく僕はイーストウッドの、あのしかめっ面が好きなのだと再確認。もういちどスクリーンで見たい。そのためにも長生きしてこれからも映画を撮り続け、できれば主役をはってくれることを切に願う。

角田光代『まどろむ夜のUFO』

角田光代の初期作品の短編集。『空中庭園』が思いのほか面白かったので続けて読んでみたのだけど途中少ししんどかった。語りが単純な一人称なのでさすがに飽きてきたのかも。中では『ギャングの夜』が面白かった。孤独な中年の女性とか書かせると巧い人だ。たぶんこの人は。
角田光代の小説がきっかけで最近よく孤独について考える。帰りの電車で乗っている人の顔を眺めながら。家庭を持つことなく老いていく人の孤独とか、家庭があってもやっぱり孤独な人は孤独なんだろうなとか。勝手に想像して。小説はそういうことを表現するのに向いているジャンルだと思う。書くのも読むのも独りだし。
じゃあ演劇は何を表現するのに向いているジャンルか。
やはりそれこそ僕が追い求めるテーマのひとつだ。

心の洗濯

先日、友人に約束をドタキャンされ時間が出来たのでふらっとお気に入りの場所へ。
空がとても綺麗でした。寒かったけど。

とったどー。
可愛い烏賊をゲット。

家に帰って刺身を肴に発泡酒を飲んで寝た。

裏山炎上

昨日の深夜、うちの劇団員の幸野から「裏山が燃えている!」とのメールが。
すわ、このブログによからぬ書き込みがされているのではと慌てて携帯でチェックしてみたが何ともない…。
よくよく聞いてみると、幸野の家の裏山が山火事で燃えているとのこと。
何だ、俺関係ねーじゃんと思って、寝た。

日常

午前7時半起床。
おは朝を見ながら朝ご飯を食べて洗濯などの家事を済ませる。
近所の喫茶店で一人芝居の脚本を執筆。
昼から職場の心斎橋にある劇場に出勤。
本番、ばらしなどに付いて午後10時半退社。
帰り道にコンビニで食料を買って帰る。
11時半帰宅。
洗濯物を取り込んでお風呂に入って、
発泡酒を飲みながら映画を観る。
途中、眠くなってきたところで就眠。

アメ村

日曜日、観劇後に仕事まで少し時間があったので久しぶりにアメ村に行ってみた。お気に入りだったabcという古着屋が閉店していた。けっこうショックだ。別の場所に移転したとか、そういうのだったらいいのだけど。
あと、不動産屋のプロデュースするカフェなるものが新しく二件ほど出来ていた。流行っているのか? しかしどんなにこじゃれていてもメニューに不動産情報が挟まってる時点でなんか萎える。

Jリーグ、ガンバ大阪×横浜マリノス

1‐1の引き分け。これで3戦勝ち無し。一体どうしたというのか?
試合を観る限り調子自体は悪くない。決定的なシュートがバーを叩いたりツキがない感じだ。
しかし実際勝てていないのは事実で、連覇に向けて嫌なムードが漂ってきた。遠藤の体調不良も気になる。

ヤン・ファーブル『劇的狂気』

昨日、世界演劇という講座で『劇的狂気』というお芝居をビデオで観た。
演出家はベルギー人のヤン・ファーブル。あの『ファーブル昆虫記』のファーブルの孫だ。現代美術家としてわりと有名で昆虫で服を作ったりしている。
さて、その内容は。
単純な行為を反復することによって反復を越えようとする演劇、というのが妥当な解釈だと思う。講師の方もそんなことをおっしゃってました。
個人的には、規律の中で管理される俳優の肉体がエロかった。やたら脱いで全裸になるのもあるけど。しかも無修正。あと制服やネクタイのアイテムが露骨過ぎてヤン・ファーブルはゲイなのではと思い、あとで聞いてみたがどうも違うらしい。観ている間ずっと三島由紀夫の小説のこと(あの露骨な様式美)が連想されたのだけど。見た目にだまされたのか? そいうえば三島由起夫もそうじゃなかったって話もあるしな。
まあ、そんなことは本当はどうでもよくて。『劇的狂気』はもっと自由な地点に開かれてあるのだと思うし。ただ、あっけらかんとした反復の果てにパーソナルなもの(俳優の身体の絶対的差異)以外のものを見出すとしたら、それは何なのだろう。

くら寿司

先日、数年ぶりにくら寿司に行って驚いた。
回転寿司のハイテク化が更に進んでいたからだ。注文はインターホンじゃなくてタッチパネルだし、注文した皿が近づくと音で知らせてくれるし、お皿を数えるのも自動みたいな。
思わず田舎の子みたいにはしゃいでしまった。まあ元々は田舎の子ですが。
最近は本店が近所にあるから回転寿司といえば元禄寿司だったので。くら寿司恐るべし。